本が読めない理由 3

「最後まで読めない」

3つお話します。

①そもそも、なぜその本を読もうと思ったか?

本を買うときに「読めるかも」と錯覚したのかもしれない。
あるいは「これくら読めるようになりたい」って清水の舞台から飛び降りる覚悟だったのかもしれない。
自分が選んだけど読めなかった場合、読めなかったことより一歩挑戦してみた自分を褒めてほしい。

誰かに薦められた本ならば、その人のことを信頼している証拠でしょう。あるいは人と本のご縁を大切にしようとした結果かもしれない。
最後まで読むこと以上に大切なことが潜んでいるはずです。

勉強や仕事に必要な本だとしたら、始めから脳は「読まなければならない」と考えます。つまり不快な状態です。その脳で読んでもしんどい、読んでも入ってこないのは当然のこと。

なぜその本を読むのか、目的を確認して「やっぱり読む必要がある」とおもったら、達成感や成長した自分をイメージしながら向き合いつづけるしかないでしょう。

②少しでも読んだなら、そこに学びや気づきはなかったですか?

最後まで読めないとどうしても「挫折感」を味わってしまいます。
「読めないなら買うんじゃなかった」と思うこともあるかもしれません。

そうして「できなかったこと」にフォーカスすると本末転倒です。
アクセルとブレーキを同時に踏むことにもなりますし、読書のモチベーションが下がってしまいます。

あげくの果て「もう読書はやめとこ」ってなると本当にもったいないです。
最後まで読めなかったとしても、少しでも読んだなかに学びや気づきはなかったですか?

そこに喜びを感じることができたら、途中でやめたことも、その本に対してもポジティブに捉えられます。
「最後まで読んでないけど、ここが良かった」って言ってみませんか。

③読書はまだ終わっていない。

私の本棚にも途中で止まったままの本などいくらでもあります。
そもそも「これは読まなくてもいいや」「自分に合わない」と思った本は頑張らずあっさり諦めるか誰かにあげます。

しかしほとんどは「読みたいけど読めない、続かない」という本です。
そんな本も棚に置いておけば、いつかまた読めるときがくるでしょうし、今の時点で「読めなかった」と完結しなくていい。

捉え方を変えよう!読めなかった本ではなく、「また読む本」にしよう。

長年置いていて、たとえ完読はしなかったとしても、間違いなく自分に寄り添ってくれた本と言えるでしょう。
そんな本があってもいいと思いませんか?

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