何を読んでいいかわからない!
何を読んでいいかわからない?
本屋に来てみたものの、本がたくさんありすぎて選べない。
けっきょく何も買わずに帰った。
そんな声をよく聴きます。
その日は、手が伸びる本がなかった!心が動かなかった!
そんなときもあって普通だとおもいますが、
次のような状況でも買わずに帰ったのか、考えてみてください。
もしですよ!
自分のお金で本を買うのではなく、会社の上司や先輩、知り合いの気前のいい人があなたに「好きな本を5冊買ってあげる。
なんでも選んできなさい」と言ってくれたらどうしょう?
おそらく、「この本気になってた」とか「読めなくてもダメ元でこれ読んでみたい」というものを5冊みつけてくるとおもいます。
そしてお金を出してくれる人はこう言うでしょう。
「ほー、おもしろそうな本みつけてきたね」とか、「その本わたしも読んだよ」とか「〇〇さんらしいチョイスだね」って。
このときの自分の心理を想像してみてください。
きっと「いい本選んだのかも」「この本で何か変わるかもしれない」って思うはずです。
当たってませんか?
何を言いたいかというと・・・
自分のお金で本を買うとき、頭のどこかで「失敗したくない」と考えてしまってるということです。
ほんとうはその本に関心があるのに読めなかったらどうしようとか、無駄になるんじゃないかとか、
そういうことが気になって買うのをやめてしまうのです。
本も大事ですがお金も大事、迷ったあげくやめてしまうのも気持ちはわかります。
ですので、こうしたほうがいいというアドバイスはできませんが、
ひとつ言えるのは、正解を求めれば間違えるということです。
間違えたくない、絶対に自分にっぴたりな本を買うと思うと、結果はその逆になるとおもいます。自分で理想を高くしているので。
しかし、表紙の雰囲気や目が合ったからなど直感で買った場合は、
そもそも正解を想定していないので失敗もしません。
むしろ「何も知らず直感で選んだけどいい本だった」となる可能性が高いはずです。
なんとなくでもお分かりいただけたでしょうか。
本を買うとき、吟味するのも大事ですがあまり正解を求めず、「出会った本が今の自分に必要」くらい気持ちにゆとりを持ってください。
そのほうが喜ぶ回数が増えるとおもいます。
こんぶ店長