読書が楽しくなったという体験
僕は子どものころ本が読めなかった。
1ページ読んだらもう頭がいっぱいで2ページ目から何も入らなかった。
字を追うのが退屈だった。本を読むより、外で遊ぶほうが楽しかった。
子どものころ、あれだけ玉ねぎが嫌いだったのに、今、美味しい。
いつの間にか、食べれるようになった。
本も読むようになった。
玉ねぎの旨さも、人生の甘さも知ることができた。
苦手なものが好きになるって幸せなことだ。
「惹かれる本が私をうつし 出会う本が私をつくる」著者まつむらゆうこさん、
本は読むけど義務で読んでいた、読書は楽しいものではなかったけど、
伊丹の本屋さんと出会って楽しくなったという成長体験記が発売された。
本を買うとき目次や前書きを目を通してから自分にとって
「役に立つか」 「知りたいことが書かれているか」 吟味して選んでいた。
にもかかわらず、読後、楽しい気分よりはプレッシャーのほうが大きい。
自分の本棚をみても、学びのための本や問題解決の本ばかりで読み返したいとおもわない。
それでも将来のために本を読んで何か身につけておかなければ・・ 読書は楽しいものではなかった。
しかし、伊丹の本屋の店主さんの話を聞くたびに本との向き合い方が少しずつ変わりはじめた。
30時間以上に及ぶ店主へのインタビューをしてるあいだに、かつて大好きな本があったこと、
楽しんで本を読んでいた時期があったことを思い出した。
本を買うときも、必要かどうかではなく自分の好奇心で選ぶようになった。
少しずつ読書の幅が広がっていく。読むのが楽しい。
本棚に並べている本と目が合って、ニヤっと笑ってしまうことがある。
今、自分に起きているこの変化、成長をアウトプットしようとおもった。
きっと私とおなじように本を読んでも楽しめてなかったり
プレッシャーになっている人は多いはずだ。そうだ、本に書こう!
そして生まれたのがこの本です。
いつか、本を読んでみようと挑戦したけど最後まで読めず挫折したとか
本は読んでいるけど楽しいものではないという人に届けたい。
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「惹かれる本は私をうつし 出会う本が私をつくる」
まつうら ゆうこ/著
▼生産的読書ノートとのセットもあります。