本を買っただけでは、

こんにちは、こんぶ店長です。ブログは安心して挨拶できます。リアルで人と会ったとき「こんにちは」と言うと、頭を掻いたりモジモジしだす人がいます。

僕は何も言ってないはずですが、「この前、買った本まだ読めてないんです」「最近、積読になってて」と申し訳なさそうに言われます。そんなプレッシャーをかけているとしたら、こちらこそすみません。でもそんなつもりはありませんので!

「本が読めない」「積読が増える」、「読む時間がない」という声をよく聴きます。

 最近読んだ本、『本と歩く人』(カルステン・ヘン/著)にこんなシーンがありました。書店員がお得意様のお家に本の配達をしたときに、「新しい本を手に入れたら、ゆっくり読む時間もいっしょに確保すべきですね」と言って手渡したのです。するとお客様は「今度いらっしゃるときは、その時間も一緒に包んでくださればありがたいわ」と言って受け取られました。

たしかに、本と一緒に時間を届けることができれば、「読む時間がない」とか「積読が増える」が解消されますね。どうやって時間を届けようか真面目に考えかけましたが、しかし、ご多忙な人ほど本を読んでいる事実もあります。読書の優先順位が高いのか、読書が生活の一部になっているのか、むしろ、毎日読まないとストレスになるという人。

すべての人がそういう状態になる必要はないですが、1日のうち、1週間のうち、読書にどれくらいの時間を充てるか自分で決めておくことをおすすめします。「今月5冊読んだ」という事実があったとして、これがちょうどいいのか、これが多いのか少ないのか、決めるのは自分です。僕だったら少ないほう、来月はもっと読みたいってなります。

 残りの人生で食事をする回数が限られているのと同じで、本も読める冊数、時間が限られています。それを考えず本を衝動買いして、でも読まなくて、積読の山を見て自己嫌悪に陥るのはいかがなものか。

提案です。
月に何冊読む人も、読めない人も、毎日、本を開くようにしてください。1ページも読まなくていい。本に触れて開く、これだけ続けてください。すると読んでしまうという理由も若干ありますが、そうではなく、仕事や家事、遊びやスマホ、今の状態から読書の姿勢に切り替える訓練になるからです。

くどいようですが、本を読む時間がないのではい。頭(脳)の切り替えができないために読めません。子どもがゲームをやりはじめたらなかなか辞めれず勉強が手につかないのと同じです。毎日、机に向かう、座る習慣が大事ですよね。同じように、本を読む習慣をつけたいなら、毎日開くことです。読む気力や集中力なんてものは、今無くても読み始めたら勝手に出てくるもんです。努力は要らない。お試しくださいませ。 byこんぶ店長


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