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本屋から見える世界

【2020-04-17】


《 4月17日  》
近ごろ、私が心配するのはコロナウイルス感染のことでも売上げのことでもない。
こんな非常事態にもなって本屋に来るお客様が求めるのは「マンガ」ばかりということだ。
鬼滅の刃(きめつのやいば)というマンガが去年からずっと人気が続いているが、どの店も売り切れのせいもあり問い合わせが後を絶たない。マンガを否定しないが、兄弟、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、家族総出で探しまわる現象に首を傾げずにはいられない。当然ながら本屋にはそれ以外の本が無数に並んでいる。しかし「品切れ中です」と言った途端に帰っていく。それはそれでご苦労様ではあるが、活字の本には興味がないのだろうかとやはり首を傾げてしまう。

次に問い合わせが多いのは「漢字ドリル」「計算ドリル」の類である。
兵庫県に緊急事態措置が実施された4月7日から急激に増えた。
家で退屈している子どもたちに少しでも勉強をさせたいという親御さんの気持ちは当然のことである。いや、熱心な親御さんだとおもう。
しかし話をすると、勉強=暗記、暗記=成績が上がるという魂胆が強く感じられる。
絵本や児童文学、伝記や図鑑にはまったく関心がない。
「それは勉強ではないから」と露骨に言うひともいる。
そんなに、本を読むことが成績と関係ないのだろうか?
そんなに、成績が大事なのだろうか?

この現状に、私は直感的に危険を感じている。
私が本屋だからでしょうか。本屋のためでしょうか。


お茶の水大学名誉教授、数学者である藤原正彦さんの著書「本屋を守れ」にはこう書かれている。(推しにくいタイトルであるが。苦笑)


【国語力なくして国力なし】
小さいころに「読み」を徹底して、先人の知恵に学び、また、個人では経験できないさまざまな感動に涙を流す。
これなくして教育は育ちません。
それをせず大人になって流行の思想とかを追いかけても、頭でっかちになれても本当の教養人にはなれない。
教養がないと、大局観が得られない。
教養とは、文学とか、歴史とか、思想とか、芸術とか、実利とは縁遠い役にも立たないような精神性の総体です。
教養がなければ大局観が磨かれない。大局観がなけれな、危機にあって、長期的な展望に立った手が打てない。
現在の日本の苦境は、まさにそういった構図に陥っています。その後ろに横たわっているのが、活字文化の衰退。
いま政治、経済、教育とあらゆる分野で、改革と称して対処療法が施されています。
(中略)対処療法って効かない、かえって問題を悪化させたりする。だから、大局的に見て根本を治さなければならない。
いじめの問題は古来、日本にある「卑怯を憎み心」や「惻隠」などを子どもの心に深く浸み込ませればほぼ解決できるのです。
日本の体質劣化を治癒する力をもっているのは、どう考えても読書の復権しかない。それを促すためには、小学校では国語の強化しかない。




本屋が「本は読んだほうがいい」と言ってもまったく説得力がない。
しかし藤原さんにの話は裏付けがあり納得がいく。
こんな大切なことを、大人は理解できるが子どもは自分で知る由もない。
親や、まわりの大人が(教えるというよりも)そういう空気をつくる必要があると私は思う。
そのためにも本屋はもっと役割を果たさないといけないが、子どもの将来を大切におもう親御さんもどうかよく考えてみてほしい。

                         ブックランドフレンズ店主 

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